VBAの規則とデータ型

VBAの規則とデータ型

VBAの規則とデータ型

VBA(Visual Basic for Applications)とは、Microsoftのアプリケーションで使用できるプログラミング言語です。
AccessやExcelでよく使用されてます。ここでは主にAccessに関わるVBAを解説しています。
プログラミング初心者さん向けに一言。これは暗記ではありません。こういう機能があるということだけなんとなく覚えておいて、必要な時に調べれば良いのです。

名前付け規則

VBAで使う変数や関数などの名前に関わるルール。

  • 文字数は最大で255文字。
  • 英文字、数字、およびアンダスコア (_) を使用。
  • 先頭は文字で開始すること。(数字や_は不可)
  • 使用不可:記号( . , : ; ! @ & $ #など)、スペース、Visual Basicの予約語・キーワードと同じ名前。

※予約語・キーワード:VBAが機能の一部として使用する名前。
If、Loopなどの定義済みのステートメント、Len、Absなどの定義済みの関数、Or、Modなどの演算子。
ソース打てばエラーが出るので、わかると思います。

VBAの記述

基本的な記述のポイントです。

コード内での改行 & _
コードが長くなると画面上で見づらいので、改行したくなる。
この& _を付けると改行してるけど繋がっているコードと認識されます。
行ラベルラベル名:
コントロールへの値の代入Me![コントロール名] = 値
プロパティ[コントロール名].プロパティ
コメント‘ シングルクォーテーションを行の先頭に記述
範囲指定がないのでメニューのコメントボタンを使うと便利

これがコメントのボタン。複数行を選択してこのコメントブロックをクリックすると、すべての行の先頭にシングルクォーテーションを付けてくれます。右側の矢印ついてるのが解除ボタン。ちなみにこのメニューが表示されていない場合は、ここら辺のメニューのとこを右クリック→編集で表示されると思いますよ。

データ型

おばさんの時代はね、23もデータ型あったんだよ。非効率だよね。
Text、Stringが、とうとうCharになってた。おばさん、知らなんだ。2021年の夏。

データ型名称範囲
Byteバイト型0 ~ 255
Integer整数型-32,768 ~ 32,767
Long長整数型-2,147,483,648 ~ 2,147,483,647
Single単精度浮動小数点型-3.402823E38 ~ -1.401298E-45(負の値)
1.401298E-45 ~ 3.402823E38(正の値)
Double倍精度浮動小数点型-1.79769313486232E308 ~ -4.94065645841247E-324(負の値)
4.94065645841247E-324~1.79769313486232E308(正の値)
Currency通貨型-922,337,203,685,477.5808 ~ 922,337,203,685,477.5807
Char文字列型最大約20億文字まで
Date日付型西暦100 年1月1日~西暦9999年12月31日までの日付と時刻
Objectオブジェクト型オブジェクトを参照するデータ型
Variantバリアント型可変長の文字列型の範囲と同じ。
Booleanブール型真 (True) または偽 (False)