Format関数で使う書式指定文字
Format関数とは、指定した書式で表示変換してくれる関数。
とっても便利なんだけど、書式の決まりが複雑です。
文字列
| @ | 1つの文字またはスペースを表す。対応する文字が存在する場合は、その文字が表示される。文字がなければスペースが表示される。 | 
| & | 1つの文字を表す。対応する文字が存在する場合は、その文字が表示される。文字がなければ何も表示せず、詰められて表示される。 | 
| < | すべての文字は小文字に変換される。 | 
| > | すべての文字は大文字に変換される。 | 
| ! | 文字を右から左ではなく、左から右の順に埋めていくように指定する。この文字を指定しない場合は、右から左の順に埋められる。 | 
| \ | この記号に引き続く1文字をそのまま表示する。 | 
| 書式1;書式2 | 文字列が入力されているときには「書式1」を適用し、入力されていないときには「書式2」を適用する。 | 
数値
| 0 | 数値の1桁を表す。指定された桁位置に該当する値がない場合は、0が表示される。 ex.>ゼロ埋め Format(“123”, “‘00000”) → 00123 で表示されます。 | 
| # | 数値の1桁を表す。指定された桁位置に該当する値がない場合は、その桁には何も表示しない。 | 
| . | 表示書式指定文字 (“0” または “#”) と組み合わせて、小数点の位置を指定する。 | 
| % | 数値を 100 倍し、パーセント記号 (%) を付けて表示。 | 
| , | 1000単位の区切り記号を挿入する。整数部の右端にこの表示書式指定文字 “,” を1つ、または2つ以上続けて指定した場合 (小数部の表示指定の有無は任意)、変換対象の数値は 1000 単位で割った値に変換される。”##0,,” →数値 100000000 (1 億) →100 | 
| : | 時刻(時間、分、秒)の区切り記号を挿入する。 | 
| / | 日付(年、月、日)の区切り記号を挿入する。 | 
| E- E+ e- e+ | 指数表記を表す。”E-“、”E+”、”e-“、”e+”のいずれかの右側に”0″または”#”を1つ以上指定すると、数値は指数表記で表され、整数部と指数部の間に e または E が挿入される。これらの表示書式指定文字の右側に指定する “0” または “#” の数は、指数部の桁数を示す。”E-“、”e-“ →指数が負の場合にはマイナス記号が付く。”E+”、”e+” →指数の正負に合わせてプラス記号かマイナス記号が付く。 | 
| – + $ ( )スペース | 指定する文字をそのまま挿入する。これら以外の表示書式指定文字を挿入するには、その前に円記号 (\) を付けるか、ダブル クォーテーション (” “) で囲む。 | 
| \ | すぐ後に続く1文字をそのまま表示する。そのままでは挿入できない文字=日付や時刻の表示書式指定文字 (a、c、d、h、m、n、p、q、s、t、w、y、/、:)数値の表示書式指定文字 (#、0、%、E、e、カンマ、ピリオド)文字列の表示書式指定文字 (@、&、<、>、!) | 
| * | この記号に引き続く1文字を繰り返し表示して埋める。 | 
| ! | 表示文字列を左寄せにする。書式記号も文字列として扱われる。@ &で書式を指定できる。 | 
| 書式1;書式2;書式3;書式4 | 数値が正のときには「書式1」、負のときには「書式2」、0のときには「書式3」、Nullか未入力なら「書式4」を適用する。書式3や書式4を省略すると、それぞれの場合で書式1を適用する。ただし何も記述しないと何も表示されない。 | 
日付と時刻の書式
日付/時刻型のデータの場合、”Format/書式” プロパティに定義済みの日付/時刻書式またはカスタム書式を設定できます。
| : (コロン) | 時刻の区切り記号を表示します。時刻の区切り文字は、Windows のコントロール パネルの [地域のプロパティ] ダイアログ ボックスで設定します。 | 
| / | 日付の区切り記号を表示します。 | 
| c | 定義済み書式の [General Date/日付 (標準)] と同じです。 | 
| d | 1 桁または 2 桁で日付を表示します (1 ~ 31)。 | 
| dd | 2 桁の数値で日付を表示します (01 ~ 31)。 | 
| ddd | 曜日を省略形 (英語 3 文字) で表示します (Sun ~ Sat)。 | 
| aaa | 曜日を省略形 (日本語) で表示します (日~土)。 | 
| dddd | 曜日を英語で表示します (Sunday ~ Saturday)。 | 
| aaaa | 曜日を日本語で表示します (日曜日~土曜日)。 | 
| ddddd | 定義済み書式の [Short Date/日付 (S)] と同じです。 | 
| dddddd | 定義済み書式の [Long Date/日付 (L)] と同じです。 | 
| w | 曜日を数値で表示します (1 ~ 7)。 | 
| ww | その日が 1 年のうちの何週目であるかを表示します (1 ~ 53)。. | 
| m | 1 桁または 2 桁の数値で月を表示します (1 ~12)。 | 
| mm | 2 桁の数値で月を表示します (01 ~ 12)。 | 
| mmm | 月の名前を省略形 (英語 3 文字) で表示します (Jan ~ Dec)。 | 
| mmmm | 月の名前 (英語) を省略せずに表示します (January ~ December)。 | 
| q | 1 年のうちのどの四半期に属すかを表示します (1 ~ 4)。 | 
| g | 年号の頭文字を表示します (M、T、S、H)。 | 
| gg | 年号の先頭の 1 文字を漢字で表示します (明、大、昭、平)。 | 
| ggg | 年号を表示します (明治、大正、昭和、平成)。 | 
| e | 年を年号を元に表示します。 | 
| ee | 年を年号を元に 2 桁の数値を使って表示します。 | 
| y | 日付を 1 月 1 日からの日数で表示します (1 ~ 366)。 | 
| yy | 西暦の最後の 2 桁を表示します (01 ~ 99)。 | 
| yyyy | 西暦を表示します (0100 ~ 9999)。 | 
| h | 1 桁または 2 桁の数値で時間を表示します (0 ~ 23)。 | 
| hh | 2 桁の数値で時間を表示します (00 ~ 23)。 | 
| n | 1 桁または 2 桁の数値で分を表示します (0 ~ 59)。 | 
| nn | 2 桁の数値で分を表示します (00 ~ 59)。 | 
| s | 1 桁または 2 桁の数値で秒を表示します (0 ~ 59)。 | 
| ss | 2 桁の数値で秒を表示します (00 ~ 59)。 | 
| ttttt | 定義済み書式の [Long Time/時刻 (L)] と同じです。 | 
| AM/PM | 時刻に応じて大文字の AM または PM を付けて、12 時間制で時刻を表示します。 | 
| am/pm | 時刻に応じて小文字の am または pm を付けて、12 時間制で時刻を表示します。 | 
| A/P | 時刻に応じて大文字の A または P を付けて、12 時間制で表示します。 | 
| a/p | 時刻に応じて小文字の a または p を付けて、12 時間制で表示します。 | 
| AMPM | Windows のコントロール パネルの [地域のプロパティ] ダイアログ ボックスに定義されている午前または午後を示す文字列を付けて、12 時間制で表示します。 | 
